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今日の本 「現代物理学を学びたい人へ」 [本]

今日の本 「現代物理学を学びたい人へ」(青木健一郎/慶應義塾大学出版会:11年)

-原子から宇宙まで-とのサブタイトルのついた一冊。
非常に多くの内容を扱った入門書? 宇宙に関する章もあったので手にしました。

著者は青木健一郎氏。現在は、慶應義塾大学自然科学研究教育センター所長とのこと。
他に、共著にて専門書をリリースしています。

で、本書ですが、第1章の「物理学とは」に始まり、第12章の「一般相対性理論」
まで、非常に広い現代物理学を一望できる内容。
前半のテーマは、ミクロ世界と量子力学。後半のテーマは、宇宙物理と相対性理論。
各章には、珈琲タイムと題した粋なコラムも登場。

本書でナイスと感じたのは、単に公式を登場させるだけでなく、実際に具体的な数値を
あてはめて解説をしているところでしょうか。
より理解を深められる展開となっています。

また、興味を持ったのは、やはり宇宙関連。
ブラックホールの説明で登場したのが「降着円盤」。
このような構成になっていたとは。まだまだ知らないことばかり...

そういえば、ブルーバックスから相次いで、宇宙関連の本がリリースされていますね。
「ゼロからわかるブラックホール」
「宇宙は本当にひとつなのか」
の2冊です。読んでみねば!
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FUCKINTOSH66

理系、まるでダメですがイイ歳になってから興味持つようになりました。"ミクロ世界と量子力学"、このあたりすごく好きです。なんだか哲学的な感じもしませんか? "宇宙物理と相対性理論" 頭がグルグルするに違いない領域ですけど読んでみたいです。「宇宙は本当にひとつなのか」も面白そうですね!いくつもあったりするのかなあ〜。
by FUCKINTOSH66 (2011-07-23 15:24) 

TBM

>FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
そうなんです。このあたり、興味がつきません。
粒子であり、波である...だとか、
宇宙の果てを見ることは、ミクロな世界を見ること
であったり...
最近は新書で解説されていることも多く、
手にしやすくなっているのもうれしいです。
これらの新刊、早く読んでみねば!
by TBM (2011-07-24 01:01) 

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