今日の本 「ゆらぐ脳」 [本]
今日の本 「ゆらぐ脳」(池谷裕二・木村俊介/文芸春秋:08年)
2年ほど前、講談社ブルーバックスから出ていた「進化しすぎた脳」、そして
「記憶力を強くする」という池谷裕二氏の2冊の著作を読みました。
その後、少し間をおいてリリースされた、池谷氏の脳関連の本がこれ。
昨年の8月のリリースですが、ようやく手にしました。
著者の池谷裕二氏は、現在、東京大学大学院薬学系研究科准教授。
前書を読んだときは、講師でしたが、准教授になられています。
そして木村俊介氏は、かつて「ほぼ日刊イトイ新聞」のスタッフをされており、
現在は、「週刊文春」で「仕事のはなし」を連載中とのこと。
で、2名の連名となっている本書ですが、ライターの木村さんが池谷さんを取材し、
脳科学の最前線、そして仕事の側面について、質問形式でまとめたものです。
最前線といっても難解なテーマではなく、非常にわかりやすく、かつ、
池谷さんがあとがきに書かれているように、仕事上の「ボヤき」が登場。
私も理系ゆえ、科学者・池谷さんの本音は、うなずける部分が多かったです。
内容にふれると、本書のテーマは「脳のゆらぎ」。
まだまだ、研究途上のようですが、この「ゆらぎ」、非常に興味深いです。
脳には、この自発活動の「ゆらぎ」があり、そして再現性が通用しないとのこと。
そこで、池谷さんは、「仮説を立てない研究方法」の立場をとられていると。
これは非常に微妙? 特に技術系の仕事をしていると、目的を明確にし、さらに
着地点を想定した上でなければ、仕事を進められないのが現状です。
しかし、一般常識が通用しない、脳の世界。
そこに挑む池谷さん、ユニークなアプローチは斬新です。
さて、斬新な発想で、最前線を走る池谷さん。まだ未読の著作あり。
さらに読んでみたくなりましたね。
(ところで、何かミスしたとき、今、ちょっと脳が変にゆらいでたから
なんて言い訳、通用するのかな(笑)?)
2年ほど前、講談社ブルーバックスから出ていた「進化しすぎた脳」、そして
「記憶力を強くする」という池谷裕二氏の2冊の著作を読みました。
その後、少し間をおいてリリースされた、池谷氏の脳関連の本がこれ。
昨年の8月のリリースですが、ようやく手にしました。
著者の池谷裕二氏は、現在、東京大学大学院薬学系研究科准教授。
前書を読んだときは、講師でしたが、准教授になられています。
そして木村俊介氏は、かつて「ほぼ日刊イトイ新聞」のスタッフをされており、
現在は、「週刊文春」で「仕事のはなし」を連載中とのこと。
で、2名の連名となっている本書ですが、ライターの木村さんが池谷さんを取材し、
脳科学の最前線、そして仕事の側面について、質問形式でまとめたものです。
最前線といっても難解なテーマではなく、非常にわかりやすく、かつ、
池谷さんがあとがきに書かれているように、仕事上の「ボヤき」が登場。
私も理系ゆえ、科学者・池谷さんの本音は、うなずける部分が多かったです。
内容にふれると、本書のテーマは「脳のゆらぎ」。
まだまだ、研究途上のようですが、この「ゆらぎ」、非常に興味深いです。
脳には、この自発活動の「ゆらぎ」があり、そして再現性が通用しないとのこと。
そこで、池谷さんは、「仮説を立てない研究方法」の立場をとられていると。
これは非常に微妙? 特に技術系の仕事をしていると、目的を明確にし、さらに
着地点を想定した上でなければ、仕事を進められないのが現状です。
しかし、一般常識が通用しない、脳の世界。
そこに挑む池谷さん、ユニークなアプローチは斬新です。
さて、斬新な発想で、最前線を走る池谷さん。まだ未読の著作あり。
さらに読んでみたくなりましたね。
(ところで、何かミスしたとき、今、ちょっと脳が変にゆらいでたから
なんて言い訳、通用するのかな(笑)?)
おー。かっくいい。。。
>目的を明確にし、さらに着地点を想定した上でなければ、仕事を進められないのが現状です
わたしの仕事にはまったくない現状です。。。
たぶん毎日ゆらぎっぱなしなんだろうなあw
技術系、理系の頭、憧れます☆
by FUCKINTOSH66 (2009-06-21 07:21)
>FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
いえいえ、言ってるだけで、現実はなかなかうまくは
進んでくれないのですよ。
年齢的にも、中間管理職的な立場であり、
日々、上司へ報告するストーリー作りに
四苦八苦しております(苦笑)。
本書にも、でてきましたが、理系にどっぷりな人は、
プレゼンやら、ストーリー作りが好きな人が
実は多いような気がしますね。
by TBM (2009-06-22 23:47)