今日の本 「裁判官の爆笑お言葉集」

今日の本　「裁判官の爆笑お言葉集」（長嶺超輝／幻冬舎新書031:07年）

つい先日、
「北尾トロさんの本が売れているためか、裁判員制度が近づいているためか、
　このところ、裁判関連の本がよく出版されているような気がする」
と書き、元裁判官の方の著作を読んだところですが、
さらにもう１冊読みました。

本書は、トロさんの本と同様に、「傍聴」という裁判を外から見た著作です。
著者は、何度か司法試験を受験したが合格に至らず断念。現在はライター業とのこと。

めちゃわかりやすい構成。
見開きのページ右に裁判官の言葉、左に背景、コメントをまとめています。
裁判官といっても、人間。熱い言葉が満載です。
しかしね、本書のタイトル、異常です。
この本の、どこに『爆笑』があるのでしょうか？
（まぁ、苦笑くらいは多少ありますが．．．）
むしろ泣ける言葉のほうが多いのではなかろうか。
いくら目を引くためとはいえ、ひどすぎない？
著者の方がつけたとは思いたくないですね。
ここまで、たくさんの過去の裁判を的確にまとめあげているというのに。
そこがちょっと残念ですね。